2.November.2022

ギター学習の始め方

ギターを演奏する人なら誰だって、初めてギターを手に取ったときの魔法のような瞬間を覚えているものです。無限に開かれた可能性、お気に入りの曲にチャレンジできる興奮、そして、バンドに加わってみんなのために演奏する未来が感じられたことでしょう。それと同時に、フラストレーションを感じた人も少なくないはず。指の痛みや、初心者が覚えなければならないコンセプトの難しさ、それにあの厄介なバレーコードの練習には、誰もが苦しみます。そのためギター学習を始めるのは億劫にも思えますが、苦労に見合った成果がきっと得られます。そして、学習の旅そのものにも意味があります。この記事で紹介するのは、学習を始めて最初の数週間にモチベーションを維持し、上達するための秘訣です。

まずは目標を決めよう。

そもそも、どういうきっかけでギターを手に取ろうと思いましたか?何か特定の曲を弾きたいとか、バンドに参加したいとか、音楽学校に通いたいとか、賞が取れるような曲を作りたいとかでしょうか?抱いている夢がどんなに大きくても、目標をはっきりと理解してさえいれば、夢を叶えるための道筋は一つひとつのステップに分解することができます。まずは手の届くところから始めましょう。もし一年以内にオープンマイクで演奏したいなら、持ち時間を埋めるのに十分な3つの曲を学ぶというのもいいでしょう。あるいは、大好きな人のお気に入りの曲を練習しておいて、誕生日にサプライズで演奏してあげるというのもいいですね。目標を決め、それをいつまでに達成するかも決めたら、そのためにどれだけの時間と練習量が必要かも逆算できます。何のために練習をしているのかがわかっていれば、練習をする気にならない日でも練習を続けることができます。

[RS+] - ギター学習の始め方 - 02

習慣化しよう。

テストの前に一夜漬けするよりも一週間かけてコツコツと勉強した方がいい点数を取れるのと同じで、毎日(またはできるだけ定期的に)練習をするのが上達のための近道です。一日数分しか楽器を手に取ることができない場合でも、必ず毎日練習をするようにすれば、上達はできます。楽しみながら練習をする習慣ができたら、練習時間を延ばしたり、より難しいスキルにチャレンジするのも簡単です。たった一日で大きく上達できるということはないかもしれませんが、1か月や2か月、または一年間も練習をすれば、驚くほどの上達ができます。それに、練習をできない日が一日あったとしても、長い目で見れば、上達のための道のりが台無しになってしまうわけではありません。この点は忘れないでください。次の日から練習を再開しましょう。そうすることで、フレッシュな楽しさをキープできますし、燃え尽き症候群を避けることもできます。

[RS+] - ギター学習の始め方 - 03

練習の妨げになるものは減らそう。

あなたとギターとのあいだを何かが遮っていると、練習する気が削がれます。可能なら、自宅ではギターをケースから出しておき、練習のためのスペースをいつでも使えるようにしておいてください!ギターが視界に入ると、ギターを演奏しようと思えます。それに、練習のためのスペースがいつでも使えるようになっていれば、ちょっとした時間でも弦に触れられるチャンスが増えます。また、普段使いする備品も手元に置いておきましょう。ギターの手入れをして快適に演奏できるようにするために、お店に行ったり、配達を依頼したりする手間が省けますからね。

https://www.ubisoft.com/en-us/game/rocksmith/plus/news-updates

これらのツールを手元に置いておくことは、練習に必要な物をすべて揃えておくということです。

気楽に学ぼう。

当たり前のことのようにも思えますが、楽器の演奏を学ぶために苦しむ必要はありません。ギター演奏にちょうどいい高さの快適な椅子を使うようにし、座っているあいだもギターのストラップを掛けておくようにしましょう。ストラップがギターを支えておいてくれれば、音の位置を探す間も悩みが一つ減ることになります。指を長く伸ばす練習をしていると、筋肉や関節が痛くなってきます。練習が苦痛にならないよう、定期的に休憩し、ストレッチをするようにしてください。

仲間を作ろう。

練習のための情熱を維持するためには、責任感が大切です。先生でも、バンド仲間でも、家族でも、友達でも誰でも構いませんし、練習日記を付けるだけでも大丈夫です。誰か、または何かに、自分の目標を告げ、それを達成するのを手伝ってもらえるようお願いしましょう。休みたくなっても、そういった外部からのモチベーションがあなたを練習に向かわせてくれるでしょう。自分よりも経験豊富なギタリストと仲間になれれば、わかりにくいコンセプトや難しい練習に遭遇したときに助けてもらうこともできます。

[RS+] - ギター学習の始め方 - 04

基礎を学ぼう。

すべての人が知っておくべき基礎的なコンセプトがいくつかあります。基本的なコードやスケールを学んでおきましょう。まずは、お気に入りの曲を始まりから終わりまで弾いてみることから始めるといいでしょう。お気に入りのリフを学ぶのもいいですね。大きな目標を見据えつつ、小さな目標をコツコツと達成していくことに勝る練習法はありません。Rocksmith+では、コード、テクニック、スタイルについてさらに詳しく学ぶことができます。詳しくは以下の記事をご覧ください。

コード進行

コードチャート

五線譜

臨時記号

自分が演奏している音楽について詳しく学ぼう。

演奏している音楽についての読み物は音楽の文脈を教えてくれますし、スタイルやテクニックの理解を深めるのにも役立ちます。好きなアーティストについて気楽に喋れれば地元の音楽コミュニティーで友達を作りやすくなり、バンド仲間も見つけやすくなります。なので、好奇心のアンテナを常に張っておきましょう!参考になる記事をいくつか挙げておきます。

Dolly PartonはいかにしてKenny Rogersの『Islands in the Stream』を救ったか

古典的な構造、フラメンコ スタイル:Al Di Meolaの『Fantasia Suite for Two Guitars』

Peter Toshと『Downpressor Man』、そして曲の思いがけない冒険

『Ballroom Blitz』の甘美な無秩序

ミスしても大丈夫。

最後にお伝えしたいのは、ギター学習はあなた自身の旅だということです。新しいスキルを学んでいると、日によって上達の幅にムラがあるものです。何かにチャレンジして、上手くいかずもがく、それで大丈夫です!世界レベルのアスリートやアーティストもよくこう言っています。過程を楽しむことさえできれば、上達するのに必要な練習をやり続けることはできる、と。人は誰しも手っ取り早い結果を欲しがるものですが、練習の繰り返しや、ミスの確認と修正、大きな目標へ向けたゆっくりとした歩みなど、時間のかかる学習を楽しむ方法を見つけられれば、上達が早まるだけでなく、目標を達成するためのステップ一つひとつを楽しめるようになります。それでは、練習を楽しんで。ハッピー プラクティス!(※各リンクから外部の英語ウェブサイトに移動します。)

Margaret Jonesは、カリフォルニア州オークランドに住むマルチプレイヤー、ソングライター、音楽教師。自身の作詞作曲プロジェクト、M Jones and the Meleeなど、複数のローカル バンドでギターを演奏している。また、カリフォルニア大学バークレー校で音楽史の博士号を取得しており、サンフランシスコ音楽院で教鞭を取っている。

「Writing Letter Hand」(著作者:Kristen Hardwick)はCCO 1.0ライセンスにより使用を許可されています。

「guitar shot」(著作者:Gianni Brocato)はCCO 1.0ライセンスにより使用を許可されています。

「monochrome guitar player」(著作者:Marcus Spiske)はCCO 1.0ライセンスにより使用を許可されています。

「man, rock, music, play...」(著作者:px)はCCO 1.0ライセンスにより使用を許可されています。

ソーシャルにシェア

無料

学習ガイド

ガイドを見る