2021118

配信者モードに関する最新情報

2021年8月に、レインボーシックス シージにおける最優先課題とコミュニティの懸念点をまとめた記事を公開し、コンテンツ制作者を守るための解決策を導入するつもりであるということをお伝えいたしました。この記事では、配信者を含む「全ての」プレイヤーの保護とプライバシーに関して、どのような対策を行っていく予定なのかをご説明いたします。

プレイヤーの保護

プレイヤーのコミュニティ全体を守ることは、このゲームにとって非常に重要なことです。プレイヤーの保護はコンテンツ制作者にとって重要なことではありますが、それと同時に、プレイ中に保護される権利は全てのプレイヤーにもあるのだと私たちは考えています。
そのため、Ubisoftの複数の複数のパートナーやチームと協力し、ゲームレベルだけでなく、アカウントレベルでも全てのユーザーを保護できる持続可能な解決策の作成に取り組んでいます。

ユーザーの保護をより良いものにするという1つの目標を達成するため、一丸となって努力しております。この問題に関して、個人のデータ、あるいは公的なアイデンティティをより細かく管理できるようにするなどといった改善をユーザーは必要としており、私たちはそれを提供すべきであると考えています。Ubisoftの内部においても、外部(外部のサードパーティ)においても、変更が必要であるということは認識しています。

そのため、現在は3つの側面からの対策に取り組んでいます。

  • レインボーシックス シージの開発チーム側のオプションを使って、ストリームスナイプを防ぐ。このオプションにより、悪意のあるプレイヤーが他のプレイヤーのライブ配信を利用して情報を収集して不正に優位に立つことや、配信者に対する嫌がらせや妨害行為を防ぐことができます。
  • アカウントからサードパーティのウェブサイト/アプリ/オーバーレイへと共有されるデータを管理し、制限する。
  • 前述のサードパーティがアカウントのデータやゲームのテレメトリの保護をするよう、対策を徹底する。

この結果として、配信者だけでなく、全てのプレイヤーや、Ubisoftのサービスを利用する全ユーザーを保護することにも繋がっていきます。

レインボーシックス シージとプライバシー

オプションメニューに「プライバシー」という新しいセクションが追加されます。そこには、Y6S1.1で実装されたキュースナイプに関するオプションが全て含まれています。

R6S Privacy-Queue Sniping Options

現状:Y6S4ローンチにて利用可能

悪意あるプレイヤーが配信者の公開情報を有害な方法で利用することを防止するため、オプションの改善と新規作成を行いました。これにより、ゲームプレイのプライバシーを向上できるようになります。また、ストリームスナイプを避けるために複数のアカウントを作成したり、アカウント名を変更したりする必要がなくなるので、引き続き元の名前を使用できるようにもなります。

R6S Privacy-Stream Sniping Options-view1

R6S Privacy-Stream Sniping Options-view2

新しい保護策の一部として新規に追加されるオプションをご紹介しましょう。

  • ニックネームを表示: これにより、元の名前を失うことなく、ゲーム内で直接使用できるカスタムの一時的な表示名を作成して利用できるようになります。これらの名前は相互リンクされておらず、いつでも変更することが可能ですので、悪意あるプレイヤーが嫌がらせをすることがさらに困難になります。
  • 「あなた」として表示: 元の名前や生成した別の名前は、悪意あるプレイヤーが試合から試合へとあなたを追いかけるのに使用する重要な手がかりとなる場合があります。巻き添えが起きることを減らすため、このオプションは画面に表示される自分の名前を「あなた」に置き換え、ライブ配信を見ている人などが表示されているユーザー名を特定できないようにします。
  • 他のプレイヤーを隠す: 周囲の情報を利用することも問題の一部です。こういった情報は、特定のマッチを識別する手がかりとして利用されることがあります。この問題を軽減するため、このオプションは配信者の画面に表示される全ユーザー名(自分の名前を除く)を置き換える偽名を生成します。これはマッチ内のチームメイトと対戦相手の両方に適用されます。
  • アカウントアイデンティティプライバシー: さらに、アカウントプライバシーに関する実験的なオプションのテストも行います。プラットフォーム上で名前を保護するため、このオプションはUbisoftアカウント名を(ランダム生成のユーザー名で置き換えることで)隠し、ユーザーのプロフィールアバターも隠します。これにより、ストリームスナイプを行おうとする者がサードパーティのツールを使って配信者の身元を明らかにすることを防ぐことができます。注: テストの結果によっては、このオプションが公開されない場合もあります。

現状:シーズン4でのリリースを計画中ですが、シーズンの開幕からは遅れて実装される予定です。

アカウントプライバシー

アカウントレベルでのプライバシーとデータ共有は、依然として重要な事項です。
現在、短期から長期にわたる持続可能な解決策の作成と提供を目指して、Ubisoft内部のサービスパートナーと協力しています。Ubisoftレベルでのデータの保護と管理を強化することで、プレイヤーと全世界のユーザーの保護をさらに強固にすることを目指しています。

  • Ubisoftにより共有されるデータ: プレイヤーのアカウントデータやゲームテレメトリの保護を、Ubisoft外のサードパーティパートナーにも拡大します。
  • 法的措置: プレイヤーの個人データやゲームのテレメトリを尊重するという取り組みを阻害する企業に対し、法的な措置を検討します。コミュニティでの利用のためにデータにアクセスする場合は、規則とガイドラインを遵守しなければなりません。

リリースの計画

私たちの最終的な目標は、レインボーシックス シージにおいて、全員のアイデンティティが保護されるということです。しかし、円滑に実装し、主要なプレイヤーからのフィードバックを得るため、まずは少数のコンテンツ制作者に向けてリリースいたします。コンテンツ制作者は、ゲーム内でアイデンティティに基づくハラスメントの影響を最も受けているユーザーグループのひとつであるからです。この機能は、徐々に提供開始していく予定となっています。そうすることで、各設定の機能をストレステストし、多くのプレイヤーに向けて公開する前に調整することが可能となります。

まとめると、上記のプライバシー設定の第一弾(アカウントプライバシー設定の一部を含む)は、まずシーズン4の開幕後にPC版のレインボーシックス シージで限られたプレイヤーに向けてソフトローンチという形でリリースされるということです。ソフトローンチの結果を受け、これらの機能はその後PCコミュニティ全体へと公開されます。前述のとおり、「アカウントアイデンティティプライバシー」のオプションは実験的なものであり、他のオプションと同時に実装されない可能性があります。また、将来的にはコンソール版のプレイヤーもこれらのプライバシー機能を利用できるようにする予定です。

まとめ

このトピックに関しましては、レインボーシックス シージ開発チームとUbisoft全体で引き続き最優先事項として取り組んでいきますので、ご安心ください。プレイヤー行動チームや、その他の様々な関係者は、プレイヤーの個人情報を保護し、より安全な環境をプレイヤーに提供することに全力を尽くしています。

シーズン4のローンチ時期にロードマップを公開し、その後にはさらに計画中のアップデートを何度かリリースしていく予定です。コンソールでのリリースを含む長期の計画に関しては、引き続きお知らせしていく予定ですので、よろしくお願いいたします。

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