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Y7S3 プレシーズンデザイナーノート

今回の「デザイナーノート」では、Brutal Swarmのシーズンテストサーバーで実施されるバランス調整についての詳細と、その変更の理由に関する情報をお伝えします。

バランス表とBAN率の高いオペレーター

勝利デルタ VS プレゼンス

[R6S] Y7S3 PRE-SEASON DESIGNER'S NOTES - Balancing Matrix - Attack

[R6S] Y7S3 PRE-SEASON DESIGNER'S NOTES - Balancing Matrix - Defense

オペレーターの人気を計る基準には、プレゼンスの値を参照しています。これはPick & Banの導入を受け、その影響を反映するために考えられた措置です。

プレゼンスの定義:Banされていない時のオペレーターのPick率を表しています。勝利デルタ:勝利デルタは、オペレーターの爆弾エリアごとの勝利デルタを合算して算出されます。

オペレーターのBAN率

[R6S] Y7S3 PRE-SEASON DESIGNER'S NOTES - Ban Matrix Attack v2

[R6S] Y7S3 PRE-SEASON DESIGNER'S NOTES - Ban Matrix Defense v2

武器のバランス調整

武器の反動

  • コンソール版における武器の反動はPC版での変更を追従せず、以下の変更にも影響されなくなります。
  • 全武器の垂直反動を強化し、それぞれのパワーレベルに合致するように調整しました。
  • 反動が強化された武器:
    • 全てのアサルトライフル
    • 全てのSMG
    • 全てのLMG
    • マシンピストル

変更の対象となるプレイヤー層:全て

この変更は「シージ」に登場するほぼすべての武器に適用されるため、賛否両論が巻き起こることは承知しています。この点を踏まえて、現行のゲームには、反動が少なく、反動を制御するためのアタッチメントもほとんど認知されていないために、「レーザービーム」と表現される武器が存在しています。新たな反動パターンに慣れるための場として射撃練習場を導入することで、この変更が将来的なバランス調整による改善の可能性を高めるための土台になると確信しています。

この調整では、垂直方向の反動の強さだけでなく、水平方向の反動も変更されます。LMGのような装弾数の多い武器は連射による垂直方向と水平方向の反動がもっとも強くなります。

R4-C、416-C、UMP45、C1、M12などの反動パターンが強い武器と弱い武器については概ね変更はありません。それぞれの武器は、連射速度、毎秒ダメージ、使用オペレーターなどのさまざまなパラメータを基にしてレビューを行なっています。

コンソール版における武器の反動

  • 反動が軽減された武器:

    • M762
    • R4-C
    • MX4
    • EVO-3 Scorpion
      - POF-9
  • 反動が強化された武器:

    • 6P41
    • LMG-E
    • G8A1
    • SPEAR .308

変更の対象となるプレイヤー層:全て

コンソール版におけるシューティング体験の改善を目的として、現在最強の防衛オペレーターの一人であるThunderbirdについて、その要因の一つとなっているメインウェポンのATK ARの殺傷力を軽減しました。

反動アタッチメント

この変更によりアタッチメントのオプションが大幅に増加します。その主な目的は、対象武器のカスタマイズの幅や選択肢を増やすためであり、同時に使用可能なアタッチメントの数を増やすことです。最近のスコープのスタイルに関する変更をアタッチメントに拡張したものとお考えください。これらの変更によって除外されるオプションはなく、これまでのお気に入りの組み合わせも変わらず使用可能(DMRのフラッシュハイダーを除く)なため、これらの変更は純粋な強化であると考えています。本ノートで説明するその他の変更と並んで、とくに、反動制御の選択肢が広がったことをプレイヤーの皆さんに体感していただくことを楽しみにしています。

コンペンセイター

変更の対象となるプレイヤー層:全て。_

選択肢を増やして武器の反動のカスタマイズの幅を広げるために、コンペンセイターを追加しました。

  • コンペンセイターが追加された武器:
    • 6P41(Fuze、Finka)
    • M249 SAW(Gridlock)
    • FMG9(Nøkk、Smoke)
    • SPSMG9(Kali、Clash)
    • MP5(Doc、Rook、Melusi)
    • P90(Doc、Rook)
    • C1 9mm(Frost)
    • M12(Caveira)

フラッシュハイダー

変更の対象となるプレイヤー層:全て

マズルブレーキのほうが選択肢として確実に優れているため、DMRからフラッシュハイダーを除外しました。新たなDMRは過去のものと同一の方向性のものになります。

  • フラッシュハイダーが除外されるDMR:

    • 417(Twitch、Lion、Sens)
    • Ots-03(Glaz)
    • CAMRS(Buck)
    • SR-25(Blackbeard、Flores)
    • MK14(Dokakebi)
  • フラッシュハイダーが追加される武器:

    • C1 9mm(Frost)

マズルブレーキ

変更の対象となるプレイヤー層:全て

選択肢を増やして武器の反動のカスタマイズの幅を広げるために、以下の武器にマズルブレーキを追加しました。

  • マズルブレーキが追加される武器:
    • 6P41(Fuze、Finka)
    • AUG A2(IQ、Wamai)
    • G8A1(IQ、Amaru)
    • M249(Capitao)
    • Bearing-9(Hibana、Echo、TB)
    • M249 SAW(Gridlock)
    • SMG-11(Amaru、Smoke、Mute)
    • SPSMG9(Kali、Clash)
    • C1 9mm(Frost)

バーティカルグリップ

変更の対象となるプレイヤー層:全て

反動パターンの増加に対して反動をより制御しやすくするためにバーティカルグリップを追加しました。

  • バーティカルグリップが追加される武器:
    • OTs-03(Glaz)
    • ARX(Nomad)
    • C1 9mm(Frost)
    • T-5(Lesion、Oryx)

さらなるゲームプレイオプション

これらの変更はプレイヤーにより多くの選択肢を提供することを目的としています。一部のアタッチメントを使用するためには反動制御を犠牲にする必要があり、より有意義な選択ができるようになりました:

サプレッサー

変更の対象となるプレイヤー層:全て

  • ダメージの減少を除外しました。

以上で解説した反動に関する大幅な変更によって、バレルアタッチメントの選択がより大きな意味を持つようになることを期待しています。このため、サプレッサーはダメージの減少の不足ではなく、反動の軽減の不足によって選択されるものにしたいと考えました。

拡張型バレル

変更の対象となるプレイヤー層:全て

反動が大きくなったことで、ダメージの減少を抑えるか、反動制御を強化するか、というより有意義な選択ができるようになります。拡張型バレルを使用できる武器を増やすことで、サイト使用時の汎用性も高まると考えています。

  • 拡張型バレルが追加される武器:
    • 9x19VSN(Kapkan、Tachanka、Azami)
    • MP5K(Mute、Wamai)
    • FMG9(Nøkk、Smoke)
    • MPX(Valkyrie、Warden)
    • PDW9(Jackal、Osa)
    • T-5(Lesion、Oryx)
    • 552 Commando(IQ)
    • G36C(Ash、Iana)
    • Spear .308(Finka、Thunderbird)
    • Bearing-9(Hibana、Echo、Thunderbird)
    • K1A(Vigil)
    • MP7(Zero、Bandit)
    • MP5(Rook、Doc、Melusi)
    • F2(Twitch)

アングルグリップ

変更の対象となるプレイヤー層:全て

バーティカルグリップの影響力が高まるため、アングルグリップの追加によってより多くの選択肢をプレイヤーに提供します。

  • アングルグリップが追加される武器:
    • L85A1(Sledge、Thatcher)
    • R4-C(Ash)
    • 417(Twitch、Lion)
    • OTs-03(Glaz)
    • 6P(Fuze、Finka)
    • SR25(BB. Flores)
    • M249(Capitao)
    • LMG-E(Zofia)
    • Spear(Finka、TB)
    • ARX(Nomad、Iana)
    • F90(Gridlock)
    • M249 SAW(Gridlock)
    • MP5(Doc、Rook、Melusi)
    • 416(Jäger)
    • Vector(Mira、Goyo)
    • T-5(Lesion、Oryx)
    • SMG-11(Amaru、Smoke、Mute)

レーザー

変更の対象となるプレイヤー層:全て

レーザーサイトをすべての武器に使用できるように変更しました。

  • レーザーが追加される武器:
    • OTs-03(Glaz)
    • G8A1(IQ)
    • GSH-18(Finka、Fuze、Glaz、Kapkan、Tachanka)
    • C75 AUTO(Dokkaebi、Vigil、Kali)

武器サイト

変更の対象となるプレイヤー層:全て

特定の武器に特定のサイトを使用したいという要望に応えて、オペレーターがすべての倍率オプションを最大値まで使用できるように変更しました。たとえば、ThatcherのL85A2はこれまですべての1倍サイトと2.0倍スコープのみ使用可能でしたが、今後は1.5倍スコープも使用できるようになります。

  • サイトの最大倍率まで使用できるようになるオペレーター:
    • Alibi ACS12:+1.5
    • Amaru G8A1:+1.5
    • Dokkaebi BOSG:+1.5 +2.0
    • Fuze AK-12:+1.5
    • Fuze 6P41:+2.0
    • Finka Spear:+1.5
    • Gridlock F90:+1.5
    • Goyo TCSG:+1.5
    • Hibana Type:+2.0
    • IQ AUG:+1.5 +2.0
    • Jackal C7E:+1.5
    • Kaid TCSG:+1.5
    • Lion V308:+1.5
    • Maestro ACS12:+1.5
    • Nomad AK74:+2.0
    • Osa 556:+1.5
    • Rook MP5:+1.5
    • Thermite 556:+1.5
    • Thatcher AR33:+2.0
    • Thatcher L85A2:+1.5
    • Vigil BOSG:+1.5 +2.0
    • Zofia M762:+1.5

一部のオペレーターについては、その殺傷能力の高さを平均化するため、最大倍率オプションが縮小または拡大されます。

  • 最大倍率が変更されるオペレーター:
    • Goyo Vector:+1.5
    • Ace AK-12:-2.0 +1.5
    • Iana ARX:-1.5
    • Mute MP5K:-1.5
    • Nomad ARX:-2.5 +1.5
    • Sledge L85A2:-2.5
    • Kaid AUG:-1.5
    • Finka 6P41:-2.5 +2.0
    • Zofia LMG-E:-2.5
    • Wamai MP5:-1.5
    • Capitao Para:+2.0
    • Blackbeard MK17:+2.0
    • Iana G36:+1.5
    • Frost C1:+1.5
    • Pulse UMP:+1.5

ガジェットのバランス調整

EMPインパクトグレネード

変更の対象となるプレイヤー層:全て

EMPインパクトグレネードはThatcher以外の選択肢を攻撃側に提供するためのものです。1.8メートルの爆発範囲内の電子機器を9秒間無効化できるこのグレネードによって、ゲームプレイにポジティブな影響が生じることを期待しています。

  • 第3ガジェットとしてEMPインパクトグレネードが追加されるオペレーター:
    • Blackbeard
    • Montagne
    • Dokkaebi
    • Nøkk
    • Gridlock
    • Sledge
    • Lion
    • Osa

フラググレネード

変更の対象となるプレイヤー層:プロ

巻き添え被害を減らすために、グレネードの非致死範囲を縮小しました。致死範囲は概ね変わらず、マッチ中もその変化に気づくことはないでしょう。以上の変更によって、プレイヤーはグレネードをより正確に使用するようになり、場合によっては、防衛側に対抗するためにより精密なガジェットに切り替える必要が生じるでしょう。

  • 範囲を3.6メートルに縮小
  • ダメージカーブをオレンジに変更(New=オレンジ)

[R6S] Y7S3 PRE-SEASON DESIGNER'S NOTES - Frag. Grenade Damage Curve Asset

ハードブリーチングチャージ

変更の対象となるプレイヤー層:カジュアル

この変更は大きなものではありませんが、インパクトEMPと組み合わせて使用しやすくすることを目的としています。インパクトEMPが電子機器を9秒間無効化している間、チャージは2秒で展開、5秒で爆発するようになるため、より多くの可能性が生まれます。

  • 起動時間を5秒から4秒に短縮

オペレーターのバランス調整

FUZE

  • 穴を開ける時間を3秒から2秒に短縮
  • ペレットの痕跡の視認性が向上
  • 第3ガジェットとしてスモークグレネードを追加

変更の対象となるプレイヤー層:トップランク

Fuzeはゲーム内でもっとも破壊ポテンシャルが高く、今シーズンはそのポテンシャルをさらに引き出したいと考えています。穴を開ける時間を短縮することでより素早く行動できるようになり、破壊力だけでなく、チャージにより素早く対処しなければならなくなった防衛オペレーターを現在地から排除する能力をさらに引き出すことができると考えています。

また、メインウェポンを補うサブガジェットの柔軟性を高め、さらなるオプションを提供するためにスモークグレネードを追加しました。

KALI

  • チャージ数を3個から4個に増加
  • CSRXの垂直および水平方向の反動を抑制
  • 反動後のCSRXカメラのリカバリー時間を増加

変更の対象となるプレイヤー層:トップランク

敵のユーティリティに対するKaliの対抗手段を強化することを目的として、今シーズンは電気が流れる壁やジャマーが設置された壁をより素早く開けられるようになります。また、敵のユーティリティを遠くから正確に破壊する手段を他のどのオペレーターよりも多く持つようになります。

Kaliはスナイパーライフルしか持たないため、より多くのチャージを提供することができます。

GLAZ

  • 第3ガジェットとしてクレイモアを追加

変更の対象となるプレイヤー層:カジュアル

クレイモアを追加することで、メインウェポンの汎用性に乏しいGlazにより多くの選択肢が提供されます。

CAPITAO

  • Gonne-6を追加

変更の対象となるプレイヤー層:トップランク

新たな武器を追加することでCapitaoの汎用性が強化され、より多くの状況に対応できるようになります。Capitaoは排除に特化しているため、これまではランク保有者に使われることが少ないオペレーターでしたが、この変更によって対戦で魅力的なオプションになることを期待しています。

IANA

  • Gonne-6を削除

変更の対象となるプレイヤー層:プロ

Ianaの実用性をY6S1以前のレベルに下げるためにGonne-6を削除しました。とはいえ、現在は彼女の使い方が確立されているので、以前のレベルに下がることはないと考えており、フラググレネードの数を減らすことで、魅力的なオペレーターであり続けることを期待しています。

FINKA

  • フラググレネードをスモークグレネードに変更

変更の対象となるプレイヤー層:プロ

Finkaの爆薬を3個から1個に減らし、フラググレネードの減少によって実用性が低下します。スモークグレネードによって侵入からサポートの役割に移行させ、エリアの制圧と味方を助けることに特化したオペレーターになります。また、スタングレネードはより攻撃的なオペレーターに対処するために残しています。

MAVERICK

  • フラググレネードをスタングレネードに変更

変更の対象となるプレイヤー層:プロ

フラググレネードをなくすことでMaverickの実用性を低下させ、初登場時のレベルに戻しました。また、インパクトEMPによってThatcherと同等の働きができるようにしています。

BUCK

  • Gonne-6を追加

変更の対象となるプレイヤー層:プロ

Gonne-6を追加することでBuckの実用性と汎用性を強化し、フラググレネードの減少を補いました。この変更でBuckの存在感が向上することを願っています。




テストサーバーで最新の「シージ」アップデートをお試しいただき、不具合や問題が発生した場合は新しく改良されたR6Fixでお気軽にご報告ください。また、公式アカウントをフォローしてフィードバックをお寄せください:TwitterRedditFacebookフォーラム

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