2025814

R6 SHIELDGUARDおよび迷惑行為対策 – Y10S2アップデート

R6 ShieldGuardおよび迷惑行為対策の最新アップデートでは、対策チームがY10S2の重要な点を紹介するほか、今シーズンとその先のシーズンで予定している実行可能なプランについてお知らせします。

今回のアップデート内容

R6 SHIELDGUARD

  • 現状の概要
  • 不具合・仕様の悪用
  • R6 ShieldGuardのセキュリティ
  • ライブセキュリティアップデート
  • アカウント関連BAN

迷惑行為対策

  • 区分の分布アップデート
  • 評価システムのペナルティ
  • テキストおよびボイスチャットのモデレーション
  • 放棄ペナルティ
  • プライバシー設定

[R6S] R6 Shieldguard & Anti-Toxicity - Y10S2 Update - shield-guard

R6 ShieldGuardチームより、「シージ エックス」のチート対策の最新情報をご紹介します。今回は「シージ エックス」とR6 ShieldGuard実装以降の状況を見ながら、今後の予定について説明します。チームの計画をぜひご確認ください。

現状の概要

「シージ エックス」のローンチ以降、チート使用者の報告件数が明らかに急増しています。1回のマッチで4件以上のチート報告を受けたプレイヤーがいるマッチの割合が、平均して1.8%から2.5%に増加しました。この急増は、ゲーム内不具合・仕様の悪用が進化したことや、チートプログラムの継続的な開発に関連しています。この問題が多くのプレイヤーのゲーム体験に大きな影響を与えていると対策チームも認識しており、解決策を講じるために全力で取り組んでいます。

ローンチ以降にさまざまな修正を実装してきましたが、R6 ShieldGuardを強化するために必要な改善の一部は長期的な開発が要されます。私たちの目標はシーズン3やそれ以降を通じて意味のある進歩を遂げて、ゲームの完全性を守り、皆さんの全体的な体験を向上させることです。

[R6S] R6 Shieldguard & Anti-Toxicity - Y10S2 Update - impact

不具合・仕様の悪用

「シージ エックス」のリリースとプレイヤー数の増加に伴い不具合がゲーム内で発見され、それを利用して他のチームやプレイヤーよりも不当に有利になる事例が報告されています。こういった不具合・仕様の悪用もチート行為の一種です。

コミュニティの協力のおかげで、最新パッチの一部として複数のテレポートのグリッチ、本来は正当な外部オーバーレイの適用による不当な視覚的優位、意図されていない解除位置や本来では不可能な武器やガジェットの使用、そして特定のオペレーターによるクラッシュの発生など、複数の深刻な不具合・仕様の悪用行為に対処することができました。他の問題についても特定して積極的に修正しており、準備ができ次第アップデートを実装する予定です。

コンテンツクリエイター、プレイヤー、そしてR6Fixに報告してくださった方を含め、貢献してくださったすべての方々に心から感謝いたします。皆さんのおかげでこのような不具合・仕様の悪用の多くをテストで再現し、解決することができました。新たな不具合・仕様の悪用の発生を防ぐため、特定の状況で許容範囲を制限して同様の悪用を防止するという包括的な解決策に取り組んでいます。今後も継続してこの問題を注視していきます。

R6 SHIELDGUARDのセキュリティ

「Operation Daybreak」期間中に、ゲームコードを不可視化して保護する社内の難読化技術を何度かアップデートしました。これらのアップデートにより防御体制は強化され、すでに改善の兆しも見え始めていますが、今後もパッチやホットフィックスを通じて、さらなる対策を継続していきます。また、新たな不正行為の防止に継続的に取り組みながら、検出システムの精度を高め、特定のチート機能やその提供者への対策も強化しています。

ライブセキュリティアップデート

「シージ エックス」をプレイしていると、ゲームの再起動やアップデートが要求される場面があるかと思います。これは新しい迷惑行為防止システムの一環であり、チート対策を全体的に強化するのに一役買っています。しかし、システムは効果的であったものの、一部のプレイヤーがマッチから切断され、再接続できなくなる不具合も特定しました。かなりの不満を引き起こす不具合であることは理解しており、皆さんにご迷惑をおかけしてしまい心よりお詫び申し上げます。保護の強化により意図しない影響がプレイヤーに及ばないよう、これらの問題を解決するために対策チームは積極的に取り組んでいます。

アカウント関連BAN

過去にBANされたチート使用者が再作成した可能性のあるアカウントを検出できる新ツールを開発中です。BANされたプレイヤーが復帰を試みた場合、フラグが立てられ、不審な行動が検出されると直ちにBANされます。また、チート使用者と故意にチームを組んだことが判明したプレイヤーにペナルティを科すシステムも現在開発しています。これは、あらゆる段階でゲームの完全性を守るための、より広範な取り組みの一環です。

永久BANに関するデータ - BATTLEYE + R6 SHIELDGUARD

4月~7月の最新データを含め、過去12ヶ月の永久BANに関するデータをご紹介します。このデータを見ると「Operation Prep Phase」の開始以来、月間BAN数が安定していることがわかり、月平均11,000件以上の永久BAN措置が実施されています。しかし、7月にチート使用者が急増したため、現在の対策システムが以前の月と同様の有効性で不正を防止できているかどうかの調査を開始しました。この調査の結果、R6 ShieldGuardの調整が行われ、その影響で8月初旬に追加のBAN措置を実施しました。

[R6S] R6 Shieldguard & Anti-Toxicity - Y10S2 Update - battleye

ご協力いただくための方法

2段階認証の有効化

ご自身のアカウントを安全に保つことは、すべてのプレイヤーが公平にゲームを楽しめることにも繋がります。そのため、特にモバイル認証アプリを活用した2段階認証(2FA)を有効にすることを強く推奨しています。2FAを有効にすると、あなたのゲームプレイの進捗が守られるだけでなく、対策チームがチート行為と戦い、コミュニティの安全を守ることにも繋がります。2FAの詳細についてはセルフヘルプ記事をご確認ください。

報告

ゲーム内での報告が、チート行為を報告するための最善策であることは今までと変わりません。これは潜在的なチート使用者の特定と対処に役立っています。

皆さんのゲーム内報告は、以下のような形で貢献します:

  • チート対策の自動システムにデータを提供しながら、追加情報を組み合わせる。
  • 手動のレビュープロセスを支援し、特定のアクションに対するクロス参照を可能にする。
  • グローバルな規模で、プレイヤーが現在のチート行為の状況についてどのように認識しているかが理解しやすくなる。

最後に

チート使用者と不具合・仕様を悪用するプレイヤーからゲームを守ることは、私たちの最優先事項のひとつです。

7月を通して、対策チームは一貫して修正や改善を提供してきました。安定した解決策を実装するため、一部の修正は時間がかかる可能性がありますが、問題が発覚した場合には迅速かつ効果的に対処するという私たちの思いは変わりません。今後予定しているR6 ShieldGuardのアップデート要素もすでに開発中で、近日中に内容を公開するつもりです。

私たちはペースを緩めることはありません。「シージ エックス」を公平に、安全で、全員が楽しめる場にするという明確な目標を掲げ続けます。

[R6S] R6 Shieldguard & Anti-Toxicity - Y10S2 Update - toxicity

迷惑行為対策チームより、評価システムが本格的に導入されて以来、どのような成果を上げてきたのかをご紹介します。現在、当システムはより健全で尊重しあえる「シージ」体験を構築するのに役立っており、今回のアップデートでは主要な機能のピックアップ、継続的な改善、そして今後の予定について皆さんに共有したいと思います。

評価システム

区分の分布アップデート

評価システムはY10S1ベータ版からリリースされ、これまでにプレイヤーへの影響に関するデータを数多く収集してきました。完全に導入されて以来、「不道徳」と「要注意」プレイヤーの数はそれぞれ81%と54%も減少しました。一方、「模範」区分のプレイヤーの数は114%、「名誉」プレイヤーは45%増加しました。システム登場に伴い、プレイヤーが行動を改めて評価区分を上げる努力をしているのは明確で、そのおかげで皆さんのゲーム体験が改善されることに繋がっています。

区分 - Y9S4 ~ Y10S2

[R6S] R6 Shieldguard & Anti-Toxicity - Y10S2 Update - standings

問題のあるコミュニケーション

迷惑行為対策チームは「シージ エックス」と連動して拡張しており、プレイヤーを妨害行為から継続的に守っています。現在、1マッチあたりのコミュニケーション報告件数は減少しており、テキストチャットでは-14%、ボイスチャットは-27%の減少が確認されています。一部は新しいチャットホイールの効果によるもので、プレイヤー間でストレスなくコミュニケーションをとるのに一役買っています。以下の図から、「シージ エックス」のリリース後、プレイヤーが迷惑行為に接触する機会が大幅に減少したことがわかります。

[R6S] R6 Shieldguard & Anti-Toxicity - Y10S2 Update - communication

評価システムのペナルティ

2025年3月以来、過度な迷惑行為を行い、重大な数のネガティブ評価を累積したプレイヤー4,600人以上に一時的なBAN処分を下しました。こういった一時的なBAN処分は効果的であったと結論付けることができ、5人のプレイヤーのうち3人が行動を改め、再び迷惑行為を行うことはありませんでした。

デュアルフロントでの有効化

評価システムが「デュアルフロント」で有効になり、本モードで行ったポジティブおよびネガティブな行動によりプレイヤーの評価が変動します。「デュアルフロント」は当初、評価システムとの統合がないままリリースされましたが、皆さんのフィードバックを踏まえて計画を調整し、導入の時期を前倒しすることができました。

コミュニケーションのモデレーション

テキストチャット

テキストチャットのモデレーションは2024年12月に導入され、それ以来、プレイヤーのフィードバックを取り入れながら機能を改善してきました。本システムは現在正常に稼働していますが、会話の文脈不足により誤検出が稀に発生することも認識しています。

Y10S3から評価区分が「正当」以上のプレイヤーを対象に、誤検出と思われるケースを報告できる機能を実装する予定です。これに加え、継続的に実施しているアップデートによりシステムを微調整し、皆さんのメッセージが誤ってフラグ付けされる可能性を低減させています。

ボイスチャット

Y10S3では、「シージ」におけるチャットモデレーションの次の段階に入り、ボイスチャットモデレーションを導入する予定です。この機能を追加することで、システムがフラグを立てたプレイヤーは警告を受け、もう一度フラグが立てられた場合は自動的にミュートされます。極端なケースの場合、問題行動を取ったプレイヤーは警告なしにすぐにミュートされる可能性があります。いずれの場合においてもフラグが立てられると評価区分に何らかの影響を与えますが、テキストチャットと同様にポジティブな区分のプレイヤーは誤検出されたボイスチャットのフラグを報告することができます。

テキストチャットモデレーション機能の経験を活かして、本システムのバランスを調整します。テキストチャットモデレーションと同様にこの機能にも注力し、誤検出が発生した場合に迅速にシステムを改善できるように努めます。

放棄ペナルティ

放棄ペナルティは必要な措置ではあるものの、不当に課せられたプレイヤーに大きな不満をもたらす可能性があります。今シーズンはすでにペナルティの期間を短縮しましたが、さらに改善する予定です。長期にわたって繰り返されるパターンをターゲットにしたシステムの導入を積極的に進めており、これにより他のプレイヤーの不満を軽減する仕組みを模索する予定です。

プライバシー設定

プライバシーモードがY10S3にコンソール版にも導入されます。このリリースに伴い、すべてのプラットフォームのプライバシーモードに重要なアップデートを行います。次のシーズンからニックネームが自動的に割り当てられるようになり、悪意のあるユーザーが有害なユーザー名を作成する可能性がなくなります。また、すべてのプレイヤーはマッチ終了後にニックネームが消え、元のユーザー名が表示されます。

最後に

皆さんのフィードバックを取り入れて発展を続け、よりポジティブな環境を構築できたことを嬉しく思います。「シージ エックス」の評価システムは正常に稼働しており、新規および既存プレイヤーの保護に役立っています。「シージ」を誰もが楽しく安全にプレイできるゲームにするという目標に情熱を注いでおり、この取り組みはY10S3以降も継続していきます。

皆さんのフィードバックと支援は、対策チームの取り組みの重要な要素です。ポジティブな気持ちを忘れずに、一緒にこのゲームをさらに良いものにしていきましょう!

OPERATION HIGH STAKESの全容を公開

__8月18日(月)午前2時(日本時間)__に、YouTubeおよびTwitchにて「Operation High Stakes」の全容を公開しますのでぜひご視聴ください。

また、__R6 ShieldGuardおよび迷惑行為対策__システムに関する__追加情報__を共有し、__新シーズンの予定__についてもお知らせしますので、どうぞお見逃しなく!

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