2015 June 15

1 分(読むのにかかる時間)

FOR HONOR:アート・オブ・バトル

革新的な戦闘コントロールによりプレイヤーは史上最強の戦士たちに変貌する―即ちViking、Knight、そしてSamurai。伝説の戦士たちにはそれぞれ異なる背景がありますが、共通するのは武器を完全にマスターしていたということ。彼らの刃はすでに体の一部と言っていいほど馴染んでいました。

本作のゲームデザイナーたちはこの熟練の技をシンプルかつダイナミックなコントロールシステムで再現しようと試みました。武器の扱いとマルチプレイヤーゲームという2つの熱い思いを組み合わせてデザイナーたちが作り上げたのが「アート・オブ・バトル」です。このブレイクスルーにより、プレイヤーが実際の武器を振るっているようなリアルな感覚を伝えると共に、楽しさとやりがいの両方を感じることができるコントロールシステムが実現しました。

FOR HONORでは、戦闘はただボタンを押すだけの行為ではない

プレイヤーと武器に真のつながりを

FOR HONORクリエイティブディレクターのJason Vandenbergheに「アート・オブ・バトル」とこのシステムを実現するまでのアプローチについて話を聞きました:

					「我々がしたことは、実際の剣闘から重要な部分を取り出し、それを煮詰めてゲームとしてアクセスできる形にすることでした。つまり感覚として同等のものでありながら、分かりやすく、コントローラーで再現可能な形にすることです。FOR HONORでは、戦闘はただボタンを押すだけの行為ではなく、プレイヤー自身が実際に、直接的に武器を支配できます。どのタイミングでブロックし、攻撃するかを選び、ブラフを入れるのも、戦略を立てるのも、プレイヤー自身が臨機応変に対応できます。」*

Jason Vandenberghe

コントロールに関するこのような哲学がどこから生まれたかについて、Jasonは次のように回想しました:

					「この武器コントロールに関するアプローチは、ある日の午後、道を歩いている時に突然ひらめきました。12年ぐらい前のことです。妻と地元の剣術道場の1年のプログラムに夫婦で申し込んでいまして、そこでドイツ式の長剣の剣術を習っていたんです。道場で基本のスタンスやら剣の振り方やらを練習して帰る途中、昔の戦いのやり方について考えを巡らせていました。昔の方法のシンプルさに感銘を受けた私は、当然のようにどうすればそれを標準的なコントローラーのレイアウトに落とし込めるかを考え始めました。歩道を歩きながら(しかも木製の長剣を持ったまま)手にコントローラーを握っているパントマイムをする私は、傍から見ればただの変な人だったと思います。ですが家に着く頃には基本の「ロック、スタンス、アタック」のアプローチが出来上がっていました。以来、私はこのアイデアを頭の中で温めつつ、耳を貸してくれる人にはとにかく喋りまくっていました。ようやく、そのアイデアに賛同してくれる人たちに巡り合えたというところです。」*

Game Controller Button Mapping

プレイヤーがコントローラーで入力するコマンドは、画面上の戦士の動きとして実に忠実に表現されます。例えば右スティックを左に倒せば、戦士は武器を体の左側に持っていきます。

「アート・オブ・バトル」が作り出す、驚異のイマーシブかつエモーショナルな体験

サインとフィードバック
FOR HONORには敵の攻撃を防止してくれる魔法の「ブロックボタン」はありません。決闘で対戦相手にロックされたら、相手の動きを注意深く読んで対応する必要があります:

•相手のスタンスを見て、右スティックで武器を動かして攻撃を受ける準備をします。

•相手が攻撃してくる方(右、左または上)に構えてください。

•画面に表示されるサインやフィードバックを分析して警戒を続けます。

適切なタイミングで反応すれば、敵の攻撃を受け流した上、強力なカウンター攻撃を叩き込むことができます。その次に右スティックを使ってキラーコンボを繰り出せば、目の前に立ちはだかるのがどんな相手でも、あっと言わせることができるでしょう。

In-game HUD

ゲームのインターフェースにも、スタンスや武器の構え方によって対戦相手の意図が明確に表示されます。そうした兆候を見て、これから来る攻撃をブロックするか、反対側に攻撃を打ち込むかを決めることができます。または、同じ方法を使ってフェイント攻撃を行い、敵を混乱させることも可能です。私たちが作り出したダイナミックな戦闘コントロール哲学により、プレイヤーはアクションとリアクションを素早く使い分けるテクニックを駆使して、どのような敵にも対応できるようになっています。

The Warden Combo

本能に訴えかける剣闘
本物の剣闘では、素早く考えて敵の攻撃をそらすためのテクニックが必要になります。生き残り、勝利を宣言するには、最大限の効果が期待できるタイミングでカウンター攻撃を成功させなければなりません。「アート・オブ・バトル」システムでは、手に持った武器の重さを、敵の攻撃の衝撃を、そしてとどめの一撃を与える時の力を、全て感じることができます。「アート・オブ・バトル」が作り出す、驚異のイマーシブかつエモーショナルな体験により、アクションや武器を完全にコントロールできる感覚を体感してください。

ここまではまだ「アート・オブ・バトル」の簡単な紹介にすぎません。開発の進行に合わせてこれからも新たな情報をお届けしますのでお楽しみに。

For Honorに関する話題に参加し、開発チームへの質問やコメントを投稿してください。皆さんのご意見をお待ちしています。
Facebook
Twitter

Emile Gauthier [VIKING]、コミュニティ開発